「資金調達を行いたいものの、資本政策をどのように考えれば良いか分からない」
「M&Aや資金調達の提案をもらうものの、妥当な内容かどうか分からない」
上記のような疑問をもつ企業に対して、ケイキプラスでは資金調達・M&Aを支援するサービスを提供しています。
以下では、資金調達・M&Aの基本的な流れと、各段階で必要となる準備について解説したうえで、ケイキプラスがどのようなサポートを提供できるのかをご説明します。
資金調達・M&Aの一般的な流れ
前提知識として、資金調達・M&Aの一般的流れをお伝えします。
準備フェーズ
- 企業説明資料(資金調達の場合は「ピッチ資料」、M&Aの場合は「IM(Information Memorundumの略)」)の作成
- 財務モデル(事業計画)の作成
- 想定Q&Aの作成
- VDRに格納する資料の収集
- 打診先リストの作成
打診フェーズ
- 打診先リストをもとに各社にアプローチ
- 関心を持った先との間でNDA(秘密保持契約)の締結
- 面談の実施
- Q&Aのやり取り
- 資金調達の場合はTS(タームシート)、M&Aの場合はLOI(意向表明書)の受領
DD・クロージングフェーズ
- DD対応(法務DD、会計税務DD、ビジネスDD等。資金調達では専門的なDDがない場合も有り)
- DDを踏まえた最終的な条件提示
- 資金調達の場合は「投資契約書」や「株主間契約書」等、M&Aの場合は「DA(Definitive Agreementの略)」の交渉、締結
- クロージング(資金の払込み)
売り手と買い手の知識量が大きく乖離
資金調達・M&Aにおける買い手(資金の出し手側)は、前者の場合はVC、後者の場合はPEファンドや大きな事業会社となることが一般的です。
よって、買い手は、これまでに多くの資金調達・M&Aを実行している先となります。
一方、売り手となる会社は、シリアルアントレプレナーでない限りは資金調達・M&Aの知識、経験が少ないことから、両社の知識量が乖離していることが一般的です。
上記の市場構造を踏まえ、売り手こそ特に支援を必要としていると考えています。
ケイキプラスでは、投資銀行経験とCFO経験を活かして、特に売り手側に立ったアドバイスを提供してまいります。
資金調達・M&Aはしっかりとプロセスを組むことを推奨
資金調達・M&Aにおける買い手は数多くの経験を積んだプロであることが多いことから、売り手が資金調達・M&Aのプロセスに動く前に提案し、判断を急がせることがあります。
このようなケースにおいて、最初から特定の買い手のみと会話・交渉した場合、良い条件を得られる可能性は少ないと考えています。
その理由は以下のとおりです。
- バリュエーション目線やシナジーの有無、リスク許容度、手元資金の多寡などの違いによって、買い手によって提示できる価格が異なっており、たまたま最も高い価格を提示できる買い手である可能性は低いこと
- 特定の買い手のみとの交渉では競争環境が働かないこと
「資本政策は不可逆」とよく言われるとおり、一度株式を渡してしまった場合、元の状態に戻すことは非常に困難です。
性急な判断は避けた上で、必要であれば当社のような外部のアドバイザーを起用し、資金調達・M&Aのプロセスを開始することを推奨しています。
なお、当社では資金調達・M&Aのプロセスにおいて、最も重要なのは準備フェーズと考えています。
ビジネスモデル・成長可能性を分かりやすく資料に落とし込み、財務モデルもしっかりと作りこんでおくことで買い手から適切な評価を受けることが可能になります。
また、買い手から悪い印象を持たれてしまった場合、その挽回は基本的に難しいことから、ネガティブに捉えられる恐れのある事項は先に論点を潰しこんでおくことも非常に重要です。
なお、M&Aのケースで一定のコストと時間をかけられる場合は、セラーズDDという、売り手自身によるDDを実施し、ディールキラーとなりうる要因を予め把握して潰しこんでおくことも選択肢の一つです。
資金調達・M&Aは企業が取るコーポレートアクションの中で最も大きなものの一つであるからこそ、多様な買い手候補へのアプローチと入念な事前準備が必須です。
これまでの経験をもとに、経済的条件はもとより資金調達・M&A後の企業成長も含め、より良い未来の実現にむけて支援いたします。
ケイキプラスによる資金調達・M&A支援の流れ
資金調達・M&A支援サービスの流れは下記のとおりです。
01
お問い合わせ
メールにてお問い合わせください。メールの段階では、具体的な内容を記載していただく必要はありません。
まずはご面談にて今の課題や現状を把握しますので、日程を調整させていただきます。
なお、面談日程等については、3営業日以内に弊社からメールにてご連絡いたします。
02
ご面談とヒアリング
ご面談では、下記の点を含めて会話し、認識のすり合わせをさせていただきます。
- 資金調達・M&Aをしたいと考えられている時期
- 資金調達・M&Aに対してのお悩み、課題と考えていること
- 当社に期待されていることや関わり方
なお、「現時点では資金調達・M&Aの時期は明確ではないものの、前もって準備はしていきたい」などの場合も、まずはご相談いただければと思います。
03
お見積り・契約締結
ご面談の会話内容を基にお見積りをいたします。お見積り時には、具体的なサポート内容や期間などを説明いたしますが、適宜ご不明な点があればご質問ください。
お見積りの内容を踏まえて条件の合意が出来ましたら、契約の締結となります。
特段のご希望がなければ、弊社から契約書案のご提示をさせていただきます。
資金調達・M&A支援の費用目安
資金調達・M&A支援の費用は、基本報酬と成功報酬にてご提案いたします。
費用の詳細はお見積りにてご案内をさせていただきますので、まずはお問合せください。